おくりびと、おくられびと
昨日テレビで「おくりびと」が放送されてましたね。
日本独特の死生観が海外でも話題になりました。
亡くなった後のとらえ方として、
例えばニュージーランドではお墓参りという慣習がない。
残された人たちが、新しい現実できちんと生きていけるように。。
というポジティブな意味合い。
だから、お墓を持たない人もいるそうです。
「それってけっこう適当っていうことじゃない?」
日本のしきたりで育った子供の意見だった。
無邪気にでたことばの後、父親に大目玉を食らっていた。
「大切な人を失う悲しみと苦しみは、どこの国に住む人々も同じ。
適当などと二度と言うな!」
少年は反省しきり。
それぞれの国、風土にちなんだ弔い方がある。
皆、ちゃんと心に刻んでいる。
生きてくれたことへの感謝と、これから強く生きていく誓い。
納棺士さんの手によって、
亡くなった方は綺麗に身支度を整え、あの世へ旅立っていく。
日本という土地は、おくるひとにも、おくられるひとにも やさしく あたたかい。
その慣習を誇りに思える。
今年、身近な人を亡くしたこともあって、
ある特別な想いで観た おくりびと。
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